なんでサスナル&ナルサスに萌えるんだろ②

なんでこんなにナルトとサスケのカップリングが好きすぎるのか・・・の、つぶやき続き。


【ご注意】BL・同性愛・R18的発言が含まれます。ご了承くださる方のみ、以下のつぶやきをご覧ください。


 


昨年の12月に公開された劇場版「THE LAST NARUTO THE MOVIE」を観た直後までは、家庭の温かさを知らずに育ったナルトが、ヒナタと結婚して新しい過程を築いていくだろうというのがイメージできて嬉しかった。ヒナタの長年の片想いも実ってよかったと思っていた。


「ナルヒナ」というキーワードで検索すると、多くの同人作家の方たちの作品があることを知った。みんな上手い~凄い~と感嘆しながら眺めていた。そのほか、「サスサク」「シカテマ」などのカップリングを題材にした作品があることも知った。


余談だけれど、正直なところ、サスケとサクラの組み合わせには個人的に消化しきれていない(笑)。二人がどういう過程を経て夫婦となったのか、サクラがサスケの過去を背負い切れるのかとか、なんでサラダはサクラよりカリンに似ているのかとか・・・腑に落ちないことが多くて。そこらへんの細かいところって、小説とか短期連載とか夏の映画とかでカバーされるんかな。何にしても今のところは飲みこむことすらできず、「う~む」と腕組中である。


そんな中で、「サスナル」「ナルサス」というカップリングがあるのだと知り、意外にもこれがめっちゃツボにハマった。自分でも「えええぇぇぇ~っっ??」とびっくりするぐらい(笑)。


ちなみに萌えるBLは、私の場合はサスナル&ナルサスだけである。世の中にはいろんなカップリングがあり、オリジナルキャラのBLものがあり、ブーム?でコミック特集が組まれたりしているが、SN&NS以外には萌えない。


世のBL好きの女性たちも同じではないかと思う。BLなら何でもいいわけではない。「自分の好きな男キャラ同士がくっつく」というのが重要。好きな男キャラが好みでない男キャラとくっつくのはイヤ。二次創作の場合、絵柄も似せて描くだけではダメ。表情のひとつひとつ、仕草のひとつひとつ、ストーリーに萌える要素がないと。そこに自分が萌える要素がそろってはじめて、BLという関係性を許せる。BLだから好きというのではなく、萌える要素がそろっているものが、たまたまBLだった、という感じ。


それに、カップルになっててくれたほうが、なんというか「オトク感」がある。一度に二人を愛でることができる。女子キャラの介入がないから安心?できる。そこはこちらも女なので、たとえ二次元キャラであっても同じ女と見なし、好きな男キャラとくっついてほしくない心理が働く(笑)。


さらに、二次元ワールド限定である。申し訳ないが、現実世界の男性同士の恋愛には特に関心はない。賛成とか反対とかも特にない。


恋愛対象がたとえ同性ではなくとも、同性への憧れや恋心といったときめきは、男女問わず誰でも経験があると思う。ジブリアニメ「おもひでぽろぽろ」のヤエ子姉ちゃんが、男役のタカラジェンヌに夢中になっているシーンがある。タカラジェンヌファンの方のサイトをちょっと覗いてみたら、年輩の女性たちが徒党を組んでお気に入りの女優に高価な貢物をしたりなどと凄いことが書いてあったりする。いくつになっても萌えは人を変え、時には人生が狂う・・・私もサスナル&ナルサスでみごとに人生変わった(狂った?)かも(笑)。


高校生の時、演劇部の女子部員の先輩に惚れたことがある。見た目はフツーの女子高性なのだが、舞台で観た凛々しい少年役を演じた姿に、私の「萌え」が刺激された。それからは、普通に同性の先輩として見られなくなった。舞台の上の少年をかぶせて見てしまう。風で先輩の自転車が倒れたのを私が起こした時に言葉を交わしたが、後にも先にもそれだけだったけど、一瞬が永遠の喜びのように感じた・・・うぇ、こういうとこ、少女漫画チックだな。


男性同士の恋愛といえば思い浮かぶのが、ゲイボーイといわれた丸山明宏氏(現・美輪明宏氏)。自伝「紫の履歴書」中に、美輪氏が病に倒れ生死をさまよってた時、なけなしの財をはたいて助けてくれた友人の男性のエピソードがある。男性は美輪氏を愛していた。たとえ美輪氏がその愛に応えてくれなくとも見捨てることはできなかった。自分のすべてを賭して尽くし、彼が回復したあと、静かに去って行った。


美輪氏の若い頃の写真を見ると、「美少年」という言葉がそのまま絵姿になったかのようだ。男性だから、女性だからといった区別なく、美しさというのは性差など超えたものなのだろう。今で言う「小悪魔的」な感じ。美しさとエロスはもともとセットで、異性を強く惹きつける人というは、エロスを感じさせるからだ。触れたい、自分のものにしたいという欲望を掻き立てる。かの美少年も恋の噂が常に絶えることがなかったという。もちろんお相手は男性である。


演劇、歌手といった華やかな世界の人に憧れるのは、観客は強いインパクトを受けるため、激しいフラッシュを浴びたかのようにのぼせてしまうからかもしれない。演劇に限らず、スポーツで活躍している同性の先輩に憧れる人も多いと思う。たとえばアニメだと「エースをねらえ!」のお蝶夫人や蘭子のように(たとえが古いって)。


そういえば、ベルばらのオスカル、「リボンの騎士」のサファイヤ、「うる星やつら」の竜之介は、本当は女なのに男として育てられたという設定だ。しかし作中の周りの女性たちも読み手の私たち女も、彼女たちが実は女だと知っていても「男」として見るから、その凛々しさ・美しさ・スマートさ・逞しさに恋をする。


恋・性欲を、脳科学の視点から分析すると、男女問わず人は男性性と女性性の両方を持っているらしい。そのため相手が同性であっても、彼ら(彼女ら)のようになりたいと憧れ、一体になりたいと焦がれ、恋愛感情が生まれる。同性だとわかっていても、相手の「異性を感じる部分」に焦点を当ててしまう。特に女は男性に比べて、このあたりの受容量が大きいらしい。


BLがOKな女性とは、脳内で相手に抱擁・愛撫してもらのを待つ受動性(女性性)と、相手の全部を抱擁・愛撫してあげたい能動性(男性性)を、抵抗な交互に使えるのだろう。(それを実際の異性・同性に用いるかは別として)


それに、もしかしたら、「安全」だからかもしれない。異性同性どちらが対象でも実際の恋愛はリスクが高い。ファンタジーなら個人的な領域で満足できる。(異性対象の恋の場合、若い女性は意図しない妊娠のリスクもある。)身体的・精神的な安全さだけでなく、他の女子キャラによる介入がない心理的な安全さもある(ナルトとサスケの間にサクラが割り込まない設定の作品がほとんど。それどころか応援?してるし。描き手もそんな女性心理をわかっているのだろうか)。


第一、目に見える性を楽しむツールは、昔は男性向けしかなかった。女性にも性欲があるのだと知らない男性がいたほどだ。女だってエッチなものを見て楽しみたいから、少女たちは想像力を掻きたてられるような少女漫画のラブシーンにドキドキする。
大人の女になれば、オブラートに包まれたそれだけでは物足りない。しかし男性向けの激しい性描写ツールでは楽しめない。暴力が混じっていたり、体液が飛び散ったり・・・という下品な表現はいただけない。


エロスのツボが異なるのだ。男性は性交そのものが最も重要だと聞くが、女はストーリーや登場人物への感情移入を重要とする。その延長線上にエロス表現の最大のものとしての性交描写があるのがいい。ストーリーも感情の高まりもなくして性交描写だけでは満たされない。(俗に「やおい」(ヤマなし・オチなし・イミなし)といわれるものは、ワタシは白けてしまう・・・)


大人の女が楽しめるエロツールとして、BLやレディースコミックが人気になったのは、その中で感情が満足できる妄想ツールを見つけられるからだが、恋・性欲も誰かれ構わずに対して抱くわけではないのと同じように、感情が高まっていくプロセスにもそれぞれに好みがある。だからBLでもレディースコミックでも自分の好みと一致しないと楽しめない。それゆえ、てきめんにツボを突いてくれる作家の作品は大歓迎。


現に、BL漫画を描いている作家さんたちは、ほとんどが女性である。彼女たちが描く男性像は女性好みに仕上げてある。飾り繕わず自然かつハンサムな容姿、ほどよく賢く(秀才過ぎても馬鹿すぎてもダメ)、ほどよくかっこよく(かっこよすぎるとライバルが多くなるし、現実離れしすぎる程だと白ける)、凛々しい騎士でありつつ、内面では甘えん坊で可愛い野獣のような男に弱い。


同じように男性にも女性に対して理想があるだろう。少年誌や成人向け漫画に登場する女キャラの中には、女の私から見て「こんな女の子、実際にはいないよな~」と思うような設定も多い気がする。まぁ男性側にしても、女性向け漫画の男性像を見て、「こんなオトコいないよなっ」と言われるかもしれないが。


男性は女性に聖母マリアのような面と、娼婦マグダラのような一面を同時に求めると聞いたことがある。女が男に騎士と野獣の両方を持っていてほしいのと同じく、男も女に淑女と娼婦の両方を持っていてほしいのだ。(双方とも生活力と性欲の両方を満たすものの象徴だから)


話を脳内のエロスを感じる部分のことに戻して、最初ナルヒナに萌えていた時、なぜだか疲れた。ナルヒナだと自分を女性側だけに位置づけて見てしまうため、脳の女性性の部位だけで眺めていたからだと思う。
それがSN&NSがツボにハマってからは、男女両方の性で眺めるため、脳内で男になったり女になったりしながらストーリーや感情的な高まりとエロスを楽しむことで、疲れることなく感情的に満たされる。


ナルヒナもサスサクも嫌いではない。原作はノーマルカップリングなのだし、それはそれでいい。ただ、私の場合はSN&NSが一番フィットする。心の中の一番萌える場所に落ち着くって感じ。


しかし、私にとってSN&NSが、ただの萌えを満足させるだけではないことがわかった。



つぶやき続く。

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